2023.06.01
織田信長公最期の地「本能寺」
6月に入り、木々の緑も深みを増してきました。
今年は5月から異例の暑い日が続き、
梅雨を飛ばして夏が来たかな?と言った気候です。
コロナウィルスが第5類に移行してから外国人の観光客を中心に、以前の活気が戻ってきました。
京都には有数の古刹・神社がありますが、今回は京都観光するならぜひおすすめしたいお寺の一つ
「本能寺」について取り上げてみたいと思います。
本能寺といえば、アノ武将のアノ歴史的事件。
日本の歴史上で最も有名な謀反と言っても過言ではない「本能寺の変」。
織田信長が家来の明智光秀に謀反を起こされ、自害したことで有名なお寺です。
その舞台となった「本能寺」は現在、京都市役所駅のすぐ近くの街中にあります。
京都市街の社寺は移転や焼失が多々あることも珍しくないのですが、その中でも本能寺は焼失が5回、再建が7回とされており、
この回数だけでもかなりの数であることがわかります。
本能寺は室町時代の応永22年(1415)日隆聖人によって創建されました。
当時は「本応寺」という寺号で、今の場所とは別の油小路高辻と五条坊門の間の辺りに建てられていました。
1433年蛸薬師西洞院に移転した際に、「本能寺」と名を改めます。
1582年6月2日織田信長と明智光秀による本能寺の変にて寺院は焼失します。
その後、豊臣秀吉の都市計画により、1589年、現在の位置に移転し再建されました。
その後も焼失、再建を繰り返し、現在の本堂は1928年に再建されたものです。
本能寺の歴史は焼失と再建の繰り返しとも言えます。
5度の火災に遭っているため、本能寺という一般的に知られた漢字ではなく、
現在では本能寺の『能』の漢字の右側『ヒ』=『火』が2つも付いていると縁起が悪いというので
ヒヒの部分を『去』というアテ字に変えたそうです。ヒ(火)が去りますようにとの切実な願いが込められていますね。
境内には信長公をはじめ本能寺の変で亡くなった人々の供養塔や、
本能寺にまつわる書巻や寺宝、信長公が集めた茶道具類など宝物が展示されています。
また、過去何度も火災に遭っている本能寺には「火伏せのイチョウ」と呼ばれる樹齢400年といわれる巨木があり、
京都の街が大火災に見舞われた際、この銀杏の木から勢いよく水が吹き出し、その水によって本堂や他の建物の延焼を免れたという
逸話があるそうです。
2004年に京都市の保護樹にも指定され、本能寺の秋を彩る「看板樹」となっています。
毎年6月2日は信長公の命日でもあることから、法要が行われます。
当日は10:00からの追善法要・塔婆回向に合わせて、普段は非公開の本堂が一般公開されます。
堂内には織田信長・信忠父子の木像や信長が本能寺で使ったとされる手槍先、豊臣秀吉や明智光秀の書状など
貴重な品が一般公開されるそうです。
この貴重な機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
※今年の開催についてはまだ未発表のようです。
※公式サイトにて開催の有無をご確認ください。
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