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お知らせ

2025.03.01
平岡八幡宮の花の天井

33月に入りました。
三寒四温の言葉通り、寒さと暖かさが入り混じるこの頃です。
ここ最近はぐっと暖かくなり、春の訪れを間近に感じるようになりました。
桜の便りが届くのを心待ちにしつつ、
今月はこの時期でも楽しめる花、椿の名所としても有名な「平岡八幡宮」についてご紹介したいと思います。

京都の西北、高雄山神護寺への道筋にある平岡八幡宮は
809年(大同4年)に真言宗の宗祖である弘法大師・空海が
神護寺の鎮守社として自ら描いた僧形八幡神像をご神体に祀ったのが起源と言われています。
室町時代、火災により社殿が焼失し荒廃していましたが、足利義満により再興されたと伝えられています。
その後、1826年(文政9年)に仁孝天皇の命を受けて修復され、
現在の建物はほぼこの時に整備されたものと言われています。

見どころの一つとして有名なのが、本殿内陣の天井「花の天井」です。
天井の梁で出来た44のます目のひとつひとつに、江戸時代の画工「綾戸鐘次郎藤原之信」が描いた
極彩色の花絵44面が描かれています。
山桜・牡丹・水仙・菖蒲など華麗な花々の天井画は訪れる参拝客の目を楽しませてくれます。
通常は非公開ですが、毎年春と秋に特別公開され、宮司の方の解説とともに拝観することができます。

また、境内には「椿の小径」と呼ばれる庭があり、約200種300本もの椿が自生しています。
樹齢500年を超えると言われる「平岡八幡ヤブ椿」や
願い事をすれば、一夜で咲き誇り、願いが叶うと伝えられる樹齢200年のしだれ八重白玉椿があり、
見どころ満載です。
秋の終わり頃から3月いっぱいまでの長い間、椿の花は楽しめますが、
春のこの時期に一番の見ごろを迎えることから「椿を愛でる会」も開催されます。
今年も「花の天井 春の特別拝観」と「椿を愛でる会」どちらも開催予定のようです。

花の天井 春の特別拝観:2025年3月14日(金)~5月6日(火・振休)※有料
椿を愛でる会:3月14日(金)~4月6日(日)※無料

毎年、期間中にはちょうど桜も見ごろを迎えるそうです。
ぜひこの機会に、春を楽しみに行ってみてはいかがでしょうか。

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