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お知らせ

2023.07.01
抜群のパワースポット「木嶋坐天照御魂神社」

7月に入り、今年もあっという間に半分が過ぎてしまいました。
既に夏が来たかのような厳しい暑さの日もあれば、雨が続く日もあり、
梅雨明けの吉報はまだ先のようです。
今月は月末の30日が土用の丑の日に当たり、
うなぎを食べる方も多いのではないでしょうか。
土用の丑の日とは、昔から季節の変わり目(土用)の体調を崩しやすい時(丑の日)に
「う」が付く食べ物を食べていました。
特に夏バテしやすい夏土用の期間には、精が付くうなぎ、
疲労回復効果のある梅干しや瓜、牛肉、馬肉、うどんなどを食べましょうという日です。

京都では夏の土用の丑の日に御手洗祭というお祭りが行われる神社があります。
御手洗祭は有名なところでは下鴨神社ですが、
今月は弊社からも程近い「木島神社(木嶋坐天照御魂神社)」をピックアップしたいと思います。

木島神社は弊社のある京都市右京区にある古社です。
正式名は「木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」といい、
創建の由来は明らかではありませんが、平安遷都より前からこの地にあったとされています。
一説ではこの地で栄えた奏氏が広隆寺創建に伴って勧請したともいわれています。

こちらの神社は地元では「蚕の社」とも呼ばれており、本殿の東隣にある蚕養神社からその名が取られています。
渡来人であった秦氏が、養蚕技術をこの地にもたらしたことと関係する神社と推測されています。

木島神社で最も有名なのは、境内にある「三柱鳥居」と呼ばれている珍しい鳥居です。
三本の柱で鳥居を組み、三方に鳥居の面を作るもので、上から見ると正三角形となります。
この三柱鳥居の中央に石積みを設けて御幣を立てており、依代として非常に神聖なものと信仰されています。
この特殊な鳥居にどのような意味があるのかは特に伝承も無く不明ですが、
秦氏が聖地と崇めた双ヶ丘(ならびがおか=右京区御室の孤立丘、国の名勝)、
松尾山(氏神の松尾大社の御神体)、稲荷山(氏神の伏見稲荷大社の御神体)を居館近くから拝むためという説があります。

毎年、夏の土用の丑の日に木島神社では「御手洗祭」が行われ、
周辺の道路などに屋台が立ち並びます。
境内の神池「元糺の池」では手足を浸して無病息災を祈るという足つけ神事が行われます。
神事と言っても訪れた子供達や大人が水遊びをしているという感じに近い行事で誰でも入ることができます。
無病息災のご利益にあずかれるよう多くの人が訪れます。

以前はこの元糺の池にはこんこんと水が湧いていたそうなのですが、現在は周辺の開発などの関係で枯渇してしまったそうで、
正月と夏の土用丑の日のみ水を張るそうです。
一説には以前は三柱鳥居の中心から水が湧き出ていたという説もあります。

御手洗祭といえば下鴨神社が有名ですが、下鴨神社の「糺の森」と「元糺の池」とは深い関係にあると言われ、
木嶋神社の方が歴史があるとも言われています。
元祖御手洗祭は木嶋神社の方なのかもしれませんね。

お祭りの時以外は静かな神社で、とても神秘的ですが抜群のパワースポットとも言われています。
土用の丑の日、お祭りを見物しながら是非とも足を運んでみてはいかがでしょうか。

※今年の御手洗祭の開催についてはまだ未定です。足を運ばれる際は要確認されお出かけください。

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