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お知らせ

2024.05.01
実はお宝満載!「相国寺」春の特別拝観

5月に入り、あっという間に新緑の木々が眩しい今日この頃です。
京都では連日外国人観光客でとても賑わいを見せています。
どこに行っても人の多い京都ですが、今回はそんな京都でも比較的混雑することもなく、
ゆっくり拝観していただけることでも有名なお寺「相国寺」をご紹介したいと思います。

京都の観光地である「相国寺」は今出川駅から徒歩8分のところにあり、
表通りから見えないせいか、観光客の方々も少なく、ひっそりとしています。
山外塔頭に、あの有名な金閣寺や銀閣寺、眞如寺があり、
全国に90余カ寺を擁している、臨済宗相国寺派の大本山です。

1392年(明徳3年)に室町幕府3代将軍足利義満が10年がかりで創建しました。
創建後は何度となく焼失と復興を繰り返しており、
現存している法堂は、1605年(慶長10年)に徳川家康の命を受けた豊臣秀吉の三男である秀頼の寄進により
再建されたもので重要文化財となっています。

また、相国寺は京都五山第二位に位し、五山文学の中心となって、多くの学僧を輩出しました。
文は義堂周信(ぎどうしゅうしん)、詩は絶海中津(ぜっかいちゅうしん)が五山文学の最高峰と言われ有名です。
水墨画の第一人者として知られている雪舟が水墨画を学んだのも相国寺だったと言われています。
長い年月をかけて学んできた僧侶たちの作品は、相国寺、鹿苑寺、慈照寺の宝物として境内にある承天閣美術館に収蔵され、定期的に公開されているそうです。

そんな相国寺の一番の見どころは、法堂です。
法堂とは僧侶が仏教の教えを説いて、講義するための建物です。
現在の法堂は5度目に再建されたもので現存では最古で最大の法堂だそうです。
正面に入ると、三方に高い階段を備えた須弥壇があり、
須弥壇の中央には、本尊の釈迦如来、脇持は左に阿難尊者、右には迦葉尊者が安置されています。
また、天井には天才絵師であった、狩野光信が描いたとされる「蟠龍図」があり、
八方どこから見ても見た人と目が合うように書かれていて、八方睨みの龍とも言われています。
今年は辰年、縁起がいいので特におすすめです。

他にも見どころ満載の相国寺、普段は境内の中には入れますが建物の中を拝観することができません。
春と秋の一定の期間のみ、建物の中に入って拝観することができます。
2024年の春の特別拝観日程が既に始まっており、下記の期間で拝観可能です。

開催期間:2024年3月23日(土)~6月2日(日)
拝観時間:午前10時~午後4時

※詳しくは公式HPにてご確認をお願いします。

普段は見ることのできない貴重な期間となりますので、
ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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