2025.01.01
2025年 新年のご挨拶
謹んで新春のお慶びを申しあげます。
旧年中は格別のご厚誼を預かり、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申しあげます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
新年を迎え、皆様良いお正月をお過ごしの事と思います。
以前とは違い年末年始で旅行や帰省する方もずいぶんと増えましたね。
2025年1回目の記事は、昔から 「方除けの神」 として有名で、
全国から建物の工事や引越、営業、通勤・通学、
そして旅行に伴う方除の祈願に多くの方がお参りされる「城南宮」についてご紹介したいと思います。
城南宮は平安遷都の際(西暦794年)に都と国土の安泰を願い、
京都の南に創建されたのがはじまりとされています。
城(平安京)南にあることから「城南神」とも呼ばれています。
古くは平安時代後期、城南宮は院政の拠点となり大いに栄えました。
白河上皇や鳥羽上皇によって城南宮の近くに城南離宮が増築され、華やかな神事や歌会などが行われ、
平安の貴族文化の中心地になったと言われています。
昨年の大河ドラマになった紫式部執筆「源氏物語」の舞台でもあり、
当時盛んに行われていた熊野詣での際には、度々上皇方の方除の精進所にあてられ、旅の安全が祈願されました。
しかし、そんな華やかな時代は長くは続きませんでした。
鎌倉時代に入り、力をつけてきた鎌倉幕府と後鳥羽上皇は対立することになります。
承久3年(1221年)とうとう後鳥羽上皇は挙兵に至ります。いわゆる「承久の乱」です。
その中心地となったのは城南宮でした。
後鳥羽上皇は、 流鏑馬(やぶさめ)をする という口実で兵を募り、城南宮に兵を集めます。
しかし後鳥羽上皇は幕府軍に敗北し、隠岐に島流しになってしまいます。
その後、鎌倉幕府の支配が続き城南宮は院御所として使われていました。
承久の乱以後城南宮での流鏑馬は禁じられましたが、
近年平成17年(2005年)800年ぶりに城南宮で流鏑馬が執り行われたそうです。
随分と長い間禁じられましたね。驚きです。
そんな城南宮では日本の伝統的な行事、「湯立神楽」が行われています。
毎年二十四節気で最も寒い頃とされる「大寒」1月20日に、
大釜で湯を沸かし、清めの塩や酒などを入れ、巫女さんが笹の葉の束を振って湯を四方に飛ばす行事です。
飛ばされた湯を浴びると邪気を祓い、無病息災、願望成就などのご利益があるとされています。
公式HPを確認しましたところ、今年も1月20日(月)15時頃から行われる予定です。
これから冬本番寒さも厳しくなりますが、
是非この機会にご利益をいただきに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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