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お知らせ

2024.07.01
『氣』が生ずるエネルギーの根源「貴船神社」の七夕

7月に入りましたが、ジメジメとした日が続いております。
今年は平年よりも2週間も遅く梅雨入りしたこともあり、まだ梅雨シーズン真っ只中ですが、
街角では短冊で彩られた七夕飾りを見かける時期となりました。

京都の七夕は、新暦と旧暦で7月8月の2回あるといっても過言ではありません。
全国的には7月7日のみですが、月遅れの8月に七夕行事を行う場合もあり、近年は堀川や鴨川界隈でも
8月までライトアップイベントが行われるなど長い期間楽しんでいただくことができます。
そんな七夕にちなみまして、今月は七夕行事でも有名な「貴船神社」をご紹介したいと思います。

京都市左京区「貴船川」沿いにある貴船神社は京都でもひときわ人気の高い神社です。
中心地から少し離れており、少し標高の高い位置にある為、京都の避暑地としても知られています。
夏は川床が出ることもあり、大変人気の観光地となっています。

貴船神社は全国に約500社ある貴船神社の総本山です。
その歴史はとても古く、はっきりとした創建年代はわかっていませんが、
約1300年前にはすでに社殿造替の記録があることから、日本でも指折りの古社に数えられます。
また、一説では初代神武天皇の皇母・玉依姫命が、水源を求めて淀川、鴨川、さらに貴船川をさかのぼり、
この地に辿り着いて水の神を祀ったことが起源とも伝えられています。

貴船神社のそばを流れる貴船川は、鴨川の源流にあたることから、京都の水源を守る神社として古くから信仰を集めてきました。
歴代の朝廷からも篤い信仰を受け、日照りが続くときには雨乞い、長雨が続くときには雨止みを祈願してきたそうです。
現在も社殿の前には、貴船山から御神水がこんこんと湧き出ており、参拝に訪れた人は自由に汲むことができます。

また、貴船神社はパワースポットの多い京都の中でもトップクラスのパワースポットとして知られています。
その理由の一つとして、貴船は古くは「氣生根(きふね)」と表記されていたそうです。
氣生根の「氣」は、すべてのエネルギーの源であり「生」と「根」は、その「氣」が生ずる根元の地という意味になります。
そこから、貴船には「運氣龍昇」の神様が鎮まっているとされ、運氣が上昇するスポット、パワースポットとなり、
長く信仰されてきました。

そんな水神様の総本山である貴船神社では梅雨のこの時期の七夕ともゆかりが深いようです。
毎年7月から8月にかけての七夕期間には、たくさんの参拝者による笹飾りが奉納されます。
訪れた人は誰でも100円で願いを込めた短冊を奉納することができ、境内にある笹に飾ることができます。

また、七夕当日の7月7日は「水まつり」が開催され、午前10時から本殿で献茶祭などが行われます。
このお祭りは江戸時代まで続いた雨乞いの神事に由来しており、古式ゆかしい舞楽や式包丁の儀式などが行われます。

公式HPによりますと、今年も7月1日〜8月15日まで七夕笹飾りがライトアップされ、
この時期だけは参拝時間が20時ごろまで延長されるそうですので、
ぜひこの機会に貴船神社で願い事の短冊を書いてみてはいかがでしょうか。

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