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お知らせ

2020.11.02
清水寺「清水の舞台」と紅葉のライトアップ

京都の主要な観光スポットであり、全国的にも有名な清水寺。
よく京都に訪れる方でも何度も足を運んでしまう人気の場所です。
清水寺といえば、仁王門や三重塔、随求堂、音羽の滝など見所満載で、その一つ一つに物語がありますが、
今回はその中でも一番の見どころと言っても過言ではない、「清水の舞台」についてお話します。

古くから「清水の舞台から飛び降りる」という言葉でも知られる「清水の舞台」は、この寺院の本堂前に広がる舞台のことで、
国宝に指定されています。

舞台は高さ約13メートル・正面約18メートル・側面約10メートルで広さ約190平方メートル(100畳)です。
最長約12メートルの柱など139本のケヤキの木を釘を1本も使わない地獄止めにより、斜面にせり出すように組み上げられています。
高さは4階建てのビルに匹敵し、床には410枚以上のヒノキ(檜)の板が敷き詰められています。

清水の舞台がいつから造られ始めたかは明確ではありませんが、清水寺が創建された奈良時代に造られていたとも、12世紀初頭にはすでに造られていたとも言われています。記録に残るだけでも9回も焼失し、現在の清水の舞台は1633年(寛永10年)に江戸幕府3代将軍・徳川家光の寄進によって再建されました。

清水の舞台は元々清水寺の本尊である千手観音立像に雅楽・能・狂言・歌舞伎などの芸能を奉納する場所でした。清水の舞台の両脇にある翼廊は音楽を奏でる楽舎に使われていました。現在も重要な法会などでは芸能が奉納されています。

現在は一般の方も自由に見て回ることができます。
また、紅葉の時期特におすすめなのが夜のライトアップです。
夜間拝観ができるのもライトアップなど特別な期間のみです。紅葉を楽しむ場所として昼に行くのもいいですが、夜のライトアップされた紅葉は昼間には見られない清水寺の雰囲気を味わうことができます。
清水寺の秋の紅葉ライトアップは例年11月中旬から12月初旬までとなっていて、紅葉の見ごろの11月下旬に合わせて開催されています。
また、京都市街から東の空を見ると青い筋上の光が見られます。この光も清水寺のライトアップの一部分なのだそうです。
その青の光は観音様の慈悲の心を表しており、その光が指し示すのは西方浄土の方向とのことです。
京都市街など、遠くからも見えますが、もちろん境内から見ることもできますので、拝観中に清水寺の建物と一緒に楽しむことができます。

秋の紅葉の季節はすぐそこです。
まだまだコロナウィルスの猛威は収まりそうにありませんが、
ウィルス対策を万全に、秋の京都へぜひ、遊びにきてみてはいかがでしょうか。

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