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お知らせ

2022.09.01
真夜中の動く古典「石清水祭」

9月に入り残暑も少しずつ和らぎ朝夕は少し過ごしやすくなってきました。
暑い中にも爽やかな秋風が少し感じられる今日この頃です。
相変わらず猛威を奮い続ける新型コロナウイルスの状況もありますが、
ウイルス対策を行いつつ、京都では様々な行事が徐々に執り行われ始めています。
新型コロナウイルスの影響で縮小傾向にあった祇園祭や五山の送り火も、
今年はついに全面開催となり、3年ぶりに楽しんだ方も多いのではないでしょうか。

今月も京都では様々な祭や行事が行われますが、
その中でも今月は「石清水八幡宮」の「石清水祭」についてお話したいと思います。
石清水祭は例年9月15日に行われる勅祭で、石清水八幡宮に於いて最も重儀とされている祭典です。
上下賀茂神社の葵祭、奈良の春日神社の春日祭と共に、
天皇陛下の代理である勅使が派遣され行われる三大勅使祭のひとつです。
この勅祭が斎行される神社は、全国8万社ある神社の中でも16社のみだそうで、とても貴重な祭です。

「石清水八幡宮」は京都府南部の八幡市に位置し、
大分県の宇佐神宮・福岡県の筥崎宮とともに日本三大八幡宮のひとつにも数えられます。
歴代朝廷や武家からの崇敬も篤く、境内には様々な歴史がちりばめられています。
石清水八幡宮が鎮座する男山は、都の裏鬼門(南西の方角)に位置することから、
鬼門(北東の方角)に位置する比叡山延暦寺とともに都の守護、国家鎮護の社としての役割を担ってきました。
本殿をはじめとする10棟などが国宝に指定されています。

863年(貞観5年)旧暦8月15日に男山の裾を流れる放生川(大谷川)のほとりで、
魚・鳥を放って生きとし生けるものの平安と幸福を願った石清水放生会が起源と言われています。
しかし室町時代に応仁の乱(1467年~1477年)などの兵火によって延期、更にその後約200年間も中断することとなりました。
1679年(延宝7年)に再興されましたが、その時代の背景からかつては仲秋祭・男山祭と改称されたこともあり、
時代に翻弄されながらようやく1918年(大正7年)に、現在の石清水祭に改められました。

9月15日、祭りの日は午前2時に山上・御本殿にて御鳳輦(神輿)3基に3座の神霊を奉還する儀式より始まります。
松明や提灯の灯だけで八幡大神をお乗せした御鳳輦が約500名の神人と呼ばれるお供の列を従え、
男山山上の御本殿から山麓の頓宮へとお下りになる「神幸行列」、
徐々に空が明け行く静寂の中で斎行される「奉幣の儀」、
放生川に魚を放ち、生きとし生けるものの平安を願う「放生行事」と続きます。
松明や提灯の灯りが揺れる中歩く様子は、まさに平安絵巻から飛び出してきたかのような幻想的な風景で、
動く古典と賞されています。

今年も祭典は執り行われる予定ではありますが、
一般参列につきましては石清水八幡宮社務所へお問合せください。
来年こそはコロナウイルスも収束し
皆様が安全に様々な行事を楽しめることを祈っています。

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