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お知らせ

2020.12.01
12月に入り、今年も残すところあとわずかとなりました

今年は未曾有のパンデミックに襲われ、世界中が危機に晒されました。
京都でも毎年たくさんの観光客で賑わう行事などが次々自粛となり、閑散とした街並みとなりました。
そんなコロナウィルスが1日も早く終息することを願って、12月は千本釈迦堂「無病息災を願った大根炊き」についてご紹介したいと思います。

12月の京都は一部のお寺で厄除として「大根炊き」が行われます。
(2020年はコロナウィルスの影響で残念ながら中止となりました)
千本釈迦堂の大根炊きは「悪魔除け」として知られており、鎌倉時代に茲禅上人が大根の切り口に釈迦の種子(梵字)を書いて魔除けとしたのが始まりです。
今も梵字を書いた大根を祈祷した後、切り分けて他の大根と一緒に炊き込みます。古くから「諸病、悪病」除けに良いと信じられてきた大根をいただけるこの行事は京の冬の風物詩です。

また、千本釈迦堂はあの有名な「おかめ」発祥の地でもあります。
「おかめ」は本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次」の妻でした。
その高次が重要な柱の寸法を間違えて短く切り過ぎた際、枡組で補えば良いと助言して、窮地を救いましたが、
「専門家でもない女性の知恵で棟梁が大仕事を成し遂げたと言われては夫の恥」と上棟式を迎える前に自害した
愛妻「おかめ」の物語が伝わる、全国のおかめ信仰の発祥となっています。
境内にある「おかめ塚」に因み、“縁結び” “夫婦円満” “子授け” にご利益があると言われています。

また、国宝に指定された本堂や鎌倉時代を代表する有名な仏師たち、行快、快慶、定慶作の仏像が揃っており、
日本の宝とも言うべき寺宝として、歴史に名を刻む仏像の数々を見ることができるのも千本釈迦堂の魅力の一つです。
今年は残念ながら大根炊きの行事は中止となってしまいましたが、
法要のみ行われる予定のようですので、コロナウィルスに負けない!無病息災を願ってお参りされるのも良いかと思います。

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