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お知らせ

2022.02.01
ウイルスも鬼も祓う!京都の古社『松尾大社』の節分祭

2月に入り立春の日が近づいて参りましたが、京都は例年よりも寒い傾向にあるようで、各地雪の日が多く続いております。
強い寒気の影響で、京都各地の観光名所でも雪化粧をまとった美しい姿を目にすることができました。
そんな寒い中ですが、節分の季節がやってきました。

節分とは、古来は季節の始まり立春・立夏・立秋・立冬の前日をさし、四季の節目を意味していましたが、
立春が年の始まりにあたることから、いつしか立春の前日のみに節分の行事を行うという流れになったとのことです。
室町時代中期以降、悪鬼・疫病退散を目的として盛んに行われて来た祭事で、中でも古代中国から宮中に伝えられた
「追難の儀式」が次第に時代を経て、豆を撒いて悪霊退散を願う民間儀式に変遷していったそうです。

毎年京都では各社寺で「節分祭」が執り行われ、京都の街が賑わう日でもあります。
今月は弊社からも近い「松尾大社」の節分祭について少しお話ししたいと思います。

松尾大社は京都のメインストリート四条通の西の端に位置する京都最古の社の一つです。
「松尾造り」と呼ばれる重要文化財の本殿には、大山咋神と市杵島姫命が祀られています。
飛鳥時代・大宝元年(701)に大陸から渡来した秦忌寸都理(はたのいみきとり)が、
勅命により山上の磐座の神霊を山麓の社殿に移し、松尾大社が建立されたと伝わります。
中世以降には境内の霊泉「亀の井」を讃え、お酒の神様として全国から信仰を集めるようになりました。

そんな松尾大社の節分祭は一年の行事の中でも大変力を入れている祭の一つです。
宮司による豆撒き「追難行事」や宮司が弓を構え弦を3回引き「松尾の神に祈らむ梓弓弦の音きけば悪魔退く」と、
和歌を唱えて疫鬼の退散を念ずる「鳴弦破魔弓神事」、福男・福女による「福豆まき」など様々な節分行事が執り行われます。
また、祭の中でも一番の見どころが
島根県益田市の民俗芸能無形文化財「石見神楽」奉納はとても見応えがあり、訪れた人々からも大変な人気を呼んでいます。
出雲神話の主人公である素戔嗚尊(スサノヲノミコト)が松尾大社の祭神・大山咋神の祖父神にあたる由縁もあり、
遠路はるばる島根県益田市よりお越しただき、毎年この節分祭にご奉納頂いているそうです。
素戔嗚尊が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治する場面は圧巻で、思わず歓声が上ります。
今年はコロナウィルスの感染拡大の影響もあり、祭典のみ執り行うそうで、一般参加はできないと発表がありました。

昨年度、ワクチンの影響もありやっと収束してきたかと思われたコロナウィルスでしたが、
最近では変異株オミクロン株が蔓延し出し、またあっという間に日本中の感染者が増え出しました。
ここ京都もまた同じく過去最高人数の感染者が出ているのが現状です。
今年もまだまだ自粛ムードではありますが、
皆様もご自宅で感染対策を万全に節分を楽しんでみてはいかがでしょうか。

また、ヤマトでは只今ウイルス対策グッズをご提案させて頂いております。
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