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お知らせ

2022.06.01
勝運・学問と馬の神社「藤森神社」

6月に入り、雨の多い季節がやってきました。
今月は雨の季節にぴったりの紫陽花が綺麗なお寺「藤森神社」についてご紹介したいと思います。

京都南部伏見区深草、京都教育大学のすぐ隣にある藤森神社。
その起源はなんと平安遷都前、つまり、京都に都ができる前、
約1800年ほど前に神功皇后によって創建された皇室とのゆかりが深い神社です。
古くから武神、勝負事の神様として親しまれ、周辺の人々はもちろん、
朝廷や武家などからも厚く信仰されてきました。

京都でも特に歴史ある藤森神社ですが、最初から「藤森神社」という一つの神社であったわけではありません。
歴史を遡ると、神社のある深草の地の周辺にあった三つの神社が統合されて、現在の形になったといいます。
現在もその名残として本殿には三つの座(中座、東座、西座)が設けられ、
それぞれに神社の御祭神・全部で12柱が分かれて祀られています。

三つの中でも最も古い歴史を持つのが、本殿中央部の中座。
ここには素盞鳴命(スサノヲノミコト)を主神に、別雷命、日本武尊、応神天皇、仁徳天皇、神功皇后、武内宿禰の7柱が祀られています。
神功皇后が摂政3年(203年)、新羅より凱旋後、纛旗(とうき/軍で用いる大旗)を山城国深草の里・藤森の地に立て、
兵具を納めて塚を作り、祭祀を行って神々をお祀りしたという話が、その起こりとされています。
また、藤森神社では京都に都が遷される794年に、当時の桓武天皇が遷都奉幣の儀式(無事都が遷せるよう、神に御幣を捧げる儀式)
を行った神社でもあり、京都の街が生まれる歴史の節目にも関わりがある大変ゆかりのある神社です。

そんな藤森神社ですが、もっとも有名な年中行事として知られているのが藤森祭です。
毎年5月5日に行われ、神社と同じく非常に歴史のあるお祭りです。
端午の節句の発祥の地にちなんで、武者行列や駈馬神事があり、毎年大変盛り上がりを見せます。
藤森祭で奉納される駈馬神事が馬の神事であることから馬の神として信仰され、競馬ファン、
競馬関係者の祭典が毎年行われて多くの人々の参拝があることでも有名です。

また、境内では毎年6月上旬~7月上旬ごろに、あじさい苑が開苑され紫陽花の素敵な風景を楽しむことができます。
約5千平方メートルに、約40種類、3,500株もを集めたあじさい苑があり、
薄紫やピンク、白など色とりどりの紫陽花が花を咲かせます。
今年は約1ヶ月の間、コロナウィルス感染予防の対策を講じながら紫陽花苑を開園してくださっているようです。
コロナウィルス感染対策を徹底しつつ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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